コンパクトフラッシュの録音データがぶっとんだ話
こんにちは。
相変わらず貧弱な環境でDTMをしている筆者であります。
今日は、時間をかけてレコーディングしたデータが、一瞬にしてボツになってしまった悲しいお話をしたいと思います。この記事を読んだ方には、このようなことが起きないよう、参考にしていただければ幸いです。
僕は、レコーディングに関しては未だにMTRを使っていましてですね。さすがに、ミックス&マスタリングはDAWでやっているのですが。
で、このMTRがBOSSのBR-600という機種なんですが、記録メディアがコンパクトフラッシュ(CF)というやつでして。名前にはコンパクトとありますが、micro SDとかがある現代からしたら、だいぶ大きく感じます。
先ほど言ったように、僕はここに録音したものをPC上でミックス&マスタリングするために、カードリーダーを介してデータを転送しているんですね。このカードリーダーがあとで悲劇を起こす原因になります(笑)。
カードリーダーについているコンパクトフラッシュの読み取り部には、下の画像のようにたくさんのピンがついているんです。
このピンがコンパクトフラッシュに空いている穴に刺さってデータのやりとりができるわけですね。
で、いつも通りにカードを入れようとしたんですが、いつもより入りにくくて、ちょっと強引に入れちゃったんですよね。そしたら中からプチっと音がして…。
ここですぐに取り出せばまだよかったのかもしれませんが、中のデータは大丈夫かと思ってPCで開いちゃったんですよね。もうそしたら、デバイス名が狂ってて!!当然中のデータも破損していました。
これがまた、取り込もうとしていた曲が、ベース、ピアノ、シンセ、ヴォーカル、コーラスが入っていて、スタジオに何時間もこもって録音してきたものだったので、絶望感は計り知れず…(笑)。特にコーラスはトラック数がかなり多かったということもあり、しばらくPCの画面を見て呆然としていました。
もう終わりだと思いましたが、前にUSBのデータを削除してしまったときにフリーでインストールしたソフトがあったことを思い出し、これで読み取れば復旧できるかもしれないと思った僕は、急いで自転車で電気屋に駆け込んだのでしたが、もう閉店時間だったので入手できず。
最後の切り札で、近くにあるショッピングモールに行ってみたら、家電コーナーにカードリーダーありました!それを買って、PCに接続。相変わらず文字化けしています。
で、データ復旧ソフトを起動して、やってみましたが…。
前の時は、mp3とかjpegといった、一般的なファイルだったので復旧できたのですが、今回はBOSS特有のプロジェクトファイルみたいなデータということもあるのか、おしいところまではいくのですが、音源が復活するよようにすることはできませんした。
これはもう、完全に僕が悪かったので、とにかく後悔しました、そして寝ました(笑)。
翌日。
不屈の精神でもう一度スタジオに行き、録音しに行きました。
実際はどうなのか分かりませんが、演奏してても「なんか昨日のやつのほうがよかった気がする」なんて思えてきちゃうんですよね(笑)。いやいや、たぶんもともとそんなもんだろとつっこみたくなってしまいますが(笑)。
今度はもう念には念を入れて、慎重にデータを転送して、曲を完成することができました!
なんか、いつもとは違う達成感っていうんでしょうかねえ。いや、安堵感に近いものがありましたね(笑)。
ちなみに今使っているのはBUFFALOのカードリーダーです。
コンパクトフラッシュ側面の溝のところに、カードがまっすぐ入るようにようにする突起があるので、ピン折れが防止されています。これは安全ですね。といっても、いつかは折れると思うので、これからも慎重に扱っていきたいと思います!!
ということで、今回はMTRの録音データがぶっ飛んでしまった切ないお話をしました(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!