SSD5 FreeをCakewalkでパラアウトする方法

先日、SSD5のフリー版をダウンロードして使ってるのですが、これがとてもいいんです。

で、これを機にドラムのミックス、もうちょっとクオリティ上げたいなあと思いまして…。

お恥ずかしい話ですが、僕はドラムに関してはいつも全体をEQ&マルチバンドコンプでミックスしてたんです(笑)。まあ、今まで作ってきた曲にあまりドラムを使ってこなかった(敬遠していた)というのもありますが。

そんなこんなで、せめてパーツごとにEQとかコンプをかけようよってことになったのですが、いったいどうすりゃそんなことができるのか、ということになりまして。

そして出会ったのが「パラアウト」という言葉。

ほほーう、これだこれだ、僕が探し求めていたものは。

なんですが、CakewalkでSSD5をパラアウトする方法がなかなか見つからなかったので、備忘録も兼ねてまとめてみようと思います!

いつもながら拙文となりますが、お付き合いください。

手順

1.SSD5を起動して、適当なキットを立ち上げておく。

2.左のメニュー「Mix」をクリック。以下のような画面になる。

3.各フェーダーの下に、青い文字で「out 1 st」と書かれている部分がある。ここを左クリックすると、こんな感じで、出力先がバーッと出てくる(語彙力酷)。

↑それぞれの最後についている「st」と「mn」は、それぞれ「ステレオ」「モノラル」の略。

4.ここでは例として、スネアのみを別のトラックへ分けてみようと思う。SSD5上のスネアは、Top・Btm・Rngというふうに3つの部分に分かれているが、ここではそのすべてを「out 2 st」に送ることにした。下の画像が設定後の画面。

5.これで、SSD5側はパラアウトの準備が完了した。ここからが肝心。

6.SSD5の画面はいったん閉じて、新たなオーディオトラックを作る。オーディオトラックというところがミソ。MIDIトラックじゃないんです。

7.新しく作ったオーディオトラックのInputを設定する。下の画像のように、Inputのところを押すと「SSDSampler5」というのがでてきて、そこにカーソルを合わせると、こんなふうにSSDSamplerのOutputがズラリと表示される。スネアのアウトプットは#2のStereoに設定していたので、こちらでも同じものを選択する。

8.これを繰り返してキックやスネア、シンバルというふうにトラックを分けていけば、個別にEQやコンプなどをかけていくことができるというわけだ。

まとめ

え?そんなの当たり前?

と言われてしまいそうだが、はい。

最初にも言った通り、僕はつい最近までこの方法を知りませんでした。

なので、こういうことをしたいときは、ドラムのMIDIトラックをいくつも作って、それぞれ別々に録音していくということをしていました…お恥ずかしい(笑)。

基本的なことに限って、案外手順がわからなかったりするものです。

これからも勉強勉強。そしてまた、分かったことを、初心者目線でお伝えしていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!