【Cakewalk by BandLab】VST IDについてのメモ

旧PCで作ったCakewalkのプロジェクトを新PCで開いたところ、
「プラグインが見つかりません」というエラーが…。

いちおうこのエラーへの対処法は過去にも紹介させていただきました。
https://binbo-dtmer.com/cakewalk-plugin-notfind/

たいていはそこに書いてある内容で解決するのですが、
今回はもう一段階ひねくれ度が増したケースです(笑)。

まず結論から言うと「VST ID」の相違がエラーの原因でした。
ここでピンとくる方がいたら相当な通ではないでしょうか!?

では、今回の検証プロセスを順を追って振り返ってみます。
※意識低めにつき、スクショしてませんでした…。

プロジェクトの読み込み時に「プラグインが見つかりません」というエラーが出た。

プロジェクト自体は起動したが、該当のプラグインはグレーアウトした状態。

前述記事の対処法を試すも解決せず。

旧PC上でプロジェクトを開き、プロセスエクスプローラーを起動。

プロセスエクスプローラー上で該当プラグインのディレクトリを確認。
(注)「Cakewalk.exe」をクリックした後、Ctrl+Dで確認できます。

プラグインの保存および参照先は新旧PCともに一致していることが判明。

旧PCのCakewalk「ユーティリティ」から「Cakewalk Plugーin Manager」を起動、
下の画像内「VST ID」に注目!

はい、ここからがポイントです。

旧PC上では、VST IDは画像のとおり「0」だったのですが、
新PCのほうは「1」でした。

つまり、全く同じVSTを全く同じ場所に保存していたとしても、
VST IDが一致していないと同じプラグインとして認識されないことが分かったのです。

事実、ファイル名など見かけが全く同じプラグインを新規でダウンロード&インストールすれば、
新PCのCakewalk上で認識&起動自体はするんです。

ただ、その新しく入れたプラグインのVST IDが旧PCのそれと一致しない限り、
別物のプラグインと認識されてしまい、エラーが出てしまうというわけです。

…とまあ説明下手ですみません(笑)。
旧PCやら新PCやら、途中から自分でもよくわからなくなってきました(笑)。

平たく言えば、見かけは同じだとしても、「VST ID」が異なれば、
それは別物のプラグインとして認識されるという理屈です。

なので、旧PCのVST3を新PCにコピーしたら、
何事もなかったかのようにプラグインが紐づきました(笑)。

じゃあ結局VST IDって何なの?ということなのですが、
詳しいことは正直分かりませんでした。

ただ、プロジェクトのプラグインを読み込んでいるときに、
DAW上では「VST ID」の照合が行われているということはたしかです。

また、IDが今回でいう「0」と「1」のように変わるのは、
おそらくプラグインのバージョンアップなどが関わっているのではないかと思います。

というのも今回火種になったのは「Tube Saturator Vintage」という無料VST3だったのですが、
配布元のWave Arts社のバージョン履歴を確認するとマイナーチェンジの痕跡がありました(笑)。

全く同じプラグインに見えても、内部データ的には別物になってたんでしょうね。

いや~、この手の話は本当に難しいです(笑)。

筆者はデベロッパーでもないですし、
プログラムの知識も皆無なのですべて仮説にすぎない記事になってしまいましたが…。

何かの参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!