無料でノイズ除去ができる「ReaFir」の使い方(Windows)
こんばんは。
貧乏DTMerです。
楽曲制作にしても、音声コンテンツの制作にしても、けっこうシビアになるのが「ノイズ」の問題。
ノイズ除去といったら、iZotopeのRXシリーズなんかが思い浮かびますが、何せ高い!(僕はまだ持っていません笑)。
なんとか無料で済ませたい!という方のために「ReaFir」をご紹介します。
ReaFirについて
ReaFirは、REAPERというDAWに付いてくるプラグインの中の一つ。
Windowsにしか対応していないものの、REAPER以外のDAWでも使うことができます!
ノイズ処理に限らず、周波数を扱った様々な処理をこれ一つでできるというのが特徴です(ちょっと分かりにくいかな)。
なお、このプラグインが除去を得意としているノイズは、「サー」という感じのホワイトノイズや空調音、「ブーン」というハムノイズなんかの、わりと断続的に、同じようなところで鳴っているものです。
リップノイズなんかは、ちょっと難しいかな…というかやってみると、声が人間のものではなくなりますのでご注意を(笑)。
そんなことはさておき、次項ではダウンロード方法などについて書いてきます。
ReaFirのダウンロード・インストール
①まず、以下のリンクからダウンロードページにとびます(プラグインのダウンロードや使用は自己責任でお願い致します)。
https://www.reaper.fm/reaplugs/(ReaPlugsのダウンロードページ)
②Download ReaPlugsの下に、32-bitと64-bitのダウンロードリンクがあります。お使いの環境に合わせて、クリックします。そうすると、すぐにexeファイルのダウンロードが始まります。
以上でダウンロードは完了です。
あとはウィザードに従って、任意のフォルダー(VSTPluginsなど)にプラグインをインストールしていきます。ほかのREAPERのプラグインが色々リストアップされていると思いますが、「ReaFir」にチェックを入れ忘れないように気を付けましょう!
お使いのDAWでプラグインがReaPlugsおよびReaFirが認識されていれば成功です!
使い方
さて、使ってみましょう。
最初のほうにも書きましたが、このプラグインはノイズ除去だけに特化したものではなく、周波数を軸にした様々な処理ができるというものです。
①プラグインを開いて左上のほうに、Modeと書いてあるところがあります(上の画像)。そこの右のところをクリックすると、EQやGateなど、色々出てきますが、今回はこの中の「Subtract」(和訳:差し引く、取り去る)というモードを使います。
「Subtract」をクリックすると以下のように画面がちょっと切り替わります。
何やらさっぱり分からないかもしれませんが、大丈夫です。
②「Subtract」の右横に、Automatically build noise profile(enable during noise)と書かれたチェックボックスがありますね。ここにチェックを入れます。ここにチェックが入っている間は、DAW上で再生した音源に含まれるノイズの周波数を自動解析してくれます。
③では、このチェックが入った状態で、除去したいノイズがある部分だけを再生します。あまり再生時間が短いとうまくいかないことがあるので、その場合はループ再生にするとよかったりします。
➃ノイズだけの部分を再生したら、チェックを外します(僕は停止ボタンを押す前にチェックを外すようにしています)。そうすると、解析モードが終了し、除去後の音声が再生されるようになります。
赤いラインが解析されたノイズを表しているということですね。
もしも、うまくいかなかった場合(必要な音まで削られてしまった等)は、例のチェックボックス(雑な説明)にもう一度チェックを入れて、やり直せばいいだけです。
また、同じ音源でも、似たような別の場所を解析すると、そのほうが良い結果を得られたりもするので、試してみる価値はあるかと思います。
ちなみに、「FFT Size」に関しては僕はデフォルトの4096のまま使っています。めんどくさがり屋なので…(笑)。
ただ一応説明をしておくと、この数値が高ければ高いほど、解析がより細やかになり、その代わり効きがぬるくなります。低くするとケロケロボイスのようになります。
この辺を詰めれば、たぶんもっとうまくノイズが除去できるんかなー、と思ったり思わなかったり。
まとめ
ということで、今日は「ReaFir」というフリープラグインを使ってノイズを除去する方法を解説していきました。
最近、WAVESの「X-Noise」をおまけ的な感じで入手したのですが、ものによっては今日紹介したもののほうがうまくノイズが除去できることがあります。まあ、それは僕が単にWAVESを使いこなせていないだけという可能性も高いんですが(笑)。
とにかくまあ、それくらい使い勝手のいいプラグインです。
仕組みもシンプルでわかりやすいしいいですよね。僕は今でも結構使ってます!
タダより安いものはない!ということで、ぜひ使ってみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!