初心者の自分がミックスの出来を一段階上げるためにした「たった一つ」のこと

こんばんは。

お金の制約を極力最低限に、というコンセプトで投稿をしている当ブログ。

DTMを始めてからもう一年くらい経ちますが、いまだにDAWも、プラグインも、無料のものを使っています。

もちろん、Cubaseとか、Wavesのプラグイン欲しいな、って、思わないわけないです(笑)。

めちゃくちゃ欲しいです。

最近、IK-MultimediaのT-Racks5の無料体験版みたいのを試していたんですが、やっぱり有料のプラグインってものすごく使いやすいし、効果もわかりやすいです。

体験版は周期的にノイズが入ってしまいますが、それでもその違いは明らかでした。

だから、ノイズのない有料のものを使いたいっていう、憧れはあるんですが、なかなかまだ一歩が踏み出せていません。

そんなケチな自分ですが、唯一少しだけお金をかけたところがあります。

それは、モニター環境

え?そこ?って思う人もいるかもしれませんし、

あ、やっぱりね。と思う方もおられるでしょう。

僕はつい最近まで、使い慣れたヘッドホン、イヤホン、そしてPCスピーカーでミックスをしていました。つまり、リスニング用の機材ということですね。

自分の使っているそれらの機材の音質な特性は、ある程度把握しているつもりだったので、それを踏まえてミックスをすれば特に問題ないと思っていたんです。

たしかに、それである程度のところまではいけました。

しかし、特に歌もののミックスに関しては、その出来がかなり不安定だったというのが現実だったんです。

これは正確には、マスタリングも含めて、の話ですね。

このイヤホンで聴く分にはすごくいいのに、こっちのヘッドホンで聴くと声がキンキンする、とか。

ヘッドホンに関しては、普段使いのものがわりとフラットな音をしていたのですが、今思うと高域がけっこうクリアに聞こえていたのかなあ、と。

PCスピーカーは、決して悪いものではなかったのですが、どうにも低音が出すぎてしまって、中音域以上のバランスをとるのがかなり至難の業でした。

ある程度機材の性格を分かっていたとしても、それでうまくいくとは限らないのです。

むしろ、思い込みがあって良くなかったのかもしれません。

少なくとも、初心者である僕がそのようなことをするには、100年以上早かったと思います(笑)。

だけど、それに気づけたからこそ、今そう思えているわけです。

といっても、決して高級なモニター環境ではありませんが。

モニタースピーカーは、TASCAMのVL-S3BT。

モニターヘッドホンは、AKGのk240studio。

二つ買っても、2万円に達しません。

そのあと、SteinbergのUR22mkIIというオーディオインターフェースも買いました。

僕が買った機材の中では、これが一番高価なものでした。

ですがいずれも、買って本当によかった、と思います。

その一番の理由として、効率が上がったということがあげられます。

この環境になってから、僕はモニタースピーカーをメインに、そして細部をモニターヘッドホンを使ってミックス・マスタリングするようにしています。

もちろん、この二つにも差はあります。

でも、大きく違うということはないです。

本質的な部分というのには、ほとんど変化がないようにさえ思います。

これらで作業したうえで、自分の普段使いのイヤホンやヘッドホン(これらも決して上等なものではありませんが)で聴いてみると、少なくとも機材によって「極端に悪い」ということがなくなりました。

具体的に言うと、今まではハイ上がりになってしまったり、こもってしまったりというのがあったのですが、そういうのがほとんどなくなったんです。

まあ今までの環境が悪すぎたので、それでなんとなく鍛えられていたようにも思います(笑)。

だからとっかえひっかえで、あっちでよくするためにこうして、そしたらあっちで悪くなって、それを修正するために今度はこうして…という永遠のループにはまってしまうということは、もうなくなりました。

もちろん、いくらモニタースピーカー、モニターヘッドホンとはいえ、それでもやっぱり差異はあるんです。

でも、特に帯域のバランスを整えるには、モニター専用のものを使うに越したことはないと断言します。

初心者こそ、そして、お金を節約したい人こそ、まずはモニター環境を整えることを強くお勧めします。

というわけで、今回はモニター環境の大切さについて、書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!